LDの人は全体像を読み取る
能力に長けている

 3つ目のLDの人は、全体像を読み取る力に長けているため、視覚的な仕事が向いている。

「建築家、彫刻家、カメラマン、デザイナー、俳優、シェフ、アニメーターなどが向いています。細かい情報を読み取るのは苦手かもしれませんが、そのぶん、記号として視覚的に物事を認識できる仕事がいいのでしょう」

 ただし、LDの人は苦手な能力が人それぞれ異なるため、一概に言うことはできない。何が苦手なのかをしっかりと把握した上で職業選択に臨む必要があるという。

 注意したいのはASDとADHDを併発しているといったケースもあることだ。もし併発している場合は、特にどの症状が強く出ているのかをより見極め、「絶対にできないこと」をあぶり出す必要がある。

 一方、企業側もこれからますます発達障害者への対応が必要になってくるわけだが、草薙氏は、「大企業の場合は、特例子会社をつくるのが得策」だという。