働き方改革の推進が求められる中、多様な働き方を実現している企業に注目が集まっています。
ワークライフバランスが取れる企業で働くとやりがいが得られなかったり、反対に仕事のやりがいを求めるとワークライフバランスが取れなかったりと、これまではやりがいと自由な働き方を両立できる企業はあまり多くありませんでした。しかし近年では、働き手を惹きつけて人材を確保する意味でも、多様な働き方を認めつつ、社員がやりがいを持てる仕組みのある企業が増え始めています。
就職・転職のための企業リサーチサイト「Vorkers」を運営する株式会社ヴォーカーズは、「自由主義で個性を活かす企業ランキング」を発表。Vorkersに寄せられた社員による会社評価「社員の士気」のスコアに加え、投稿された「ワークライフバランス」の社員クチコミをディープラーニングによって分析・スコア化して、自由な働き方ができてやりがいもある企業のランキングを作成しました。
自由な働き方を認めながら、社員のモチベーションを高く保っている企業にはどんな特徴があるのでしょうか。それでは、今回の解析で明らかになった「自由主義で個性を活かす企業ランキング」を見ていきましょう。
※集計期間内(2015年1月~2018年7月)にVorkersの「ワークライフバランス」への投稿が5件以上ある企業7283社のうち、総合評価、社員の士気、ワークライスバランススコアがすべて3.5以上ある企業を対象データとして集計。
1位ユーザベース、2位はパタゴニア!
自由主義で個性を活かす企業ベスト5とは?
まず、「自由主義で個性を活かす企業ランキング」1位になったのは、ユーザベースです。2位はパタゴニア・インターナショナル・インク(以下、パタゴニア)、3位にはメルカリがランクインしました。
リモートワークや直行直帰は当たり前、
「遊ばざるもの働くべからず」が社訓の会社も
今回ベスト20に選ばれた企業を見ていくと、1位のユーザベースや3位のメルカリ、4位のSansanに代表されるITベンチャー企業が数多くランクインしていることがわかります。
今回のランキングでは、「社員の士気」とあわせて「ワークライフバランス」のどちらも高スコアであることが求められますが、上位にランクインした企業には具体的にどのようなワークライフバランスを実現する仕組みがあるのでしょうか。上位企業の社員クチコミから見ていきましょう。