食べる量は減らしたくない、でも痩せたい。そんな人におすすめなのが「低GI」食品です。最近、よく耳にするけれど「低GIって何?」「どんな食品が低GIなの?」と思っている人も多いはず。そこで、今回は低GIと低GI食品について詳しくお伝えします。
「低GI」って何?
GI(グリセミック・インデックス)とは、食品を食べた後の血糖値が上がるスピードを数値で表したものです。 炭水化物50gを取った時に、上昇率が最も高いブドウ糖(グルコース)を100として、その他の食品の上昇率を相対的に表しています。この数値が低いと食後の血糖値の上昇が緩やかになります。
したがって、GIが低い食品を取ると血糖値の上昇が緩やかになるので、肥満や糖尿病、高血圧などの生活習慣病の予防につながると注目されています。また、低GI食品は食後の満足感が長続きしたり、眠気やイライラを防いだりというメリットも持ち合わせています。
おすすめの「低GI食品」とは?
食品の中でも低GI(GI値55以下)のものは、野菜や肉・魚介類、豆類、海藻類、乳製品などです。血糖値を上げる糖質の多い主食や砂糖、イモ類では、GI値が高くなります。
<主食のおすすめはコレ!>
●玄米
ご飯やパン、麺類などの穀類はGI値が80以上と高いのですが、玄米は55と主食の中でも低い食品です。食物繊維を多く含み、代謝を良くするビタミンB群やミネラルも豊富に含まれています。
●そば
そばは小麦粉の割合でGI値が異なってきます。小麦粉はGI値が高いため、そば粉の割合が高い十割そばがおすすめです。市販の乾麺のそばを選ぶ時は原材料名の欄が小麦粉ではなく、そば粉から始まっているものを選びましょう(原材料名は、含まれている量が多い食品順に記載されています)。