――WSJの人気コラム「ハード・オン・ザ・ストリート」 ***  先月のインフレ率は過熱感を示さなかった。これを聞いて神経質な投資家も少しはほっとしただろうと思った人もいるかもしれない。だが、法則は変わった。  米労働省が11日に発表した9月の消費者物価指数(CPI)は8月比0.1%の上昇だった。エコノミスト予想の0.2%上昇を下回り、前年同月比では2.3%の上昇となった。食品とエネルギーを除いたコア指数も前月比0.1%の上昇で、前年同月比は8月と同じ2.2%上昇だった。