米国ではスマートフォンの買い替えまでの年数が長期化している。米携帯端末下取り会社HYLAモバイルの7-9月期(第3四半期)データによると、米国のスマホ買い替え年数は平均2.83年と2年前の2.39年から伸びている。端末価格の上昇、通信会社からの補助金の減少、2年契約の消滅などが原因だ。HYLAの第3四半期データによると、同期間に下取りに出されたアップルのiPhone(アイフォーン)の平均利用年数は2.92年で、iPhoneユーザーはアンドロイドユーザーよりも買い替え年数が長かった。近年、スマホが高額化しており、中には1000ドル(約11万2300円)を超える製品もある。iPhoneのは基本価格1099ドル(日本では12万4800円)だ。こうした現状は、スマホを以前よりも長く使用しようとする人が増えていることを意味する。多くの家庭では親が全額支払い済みの自分のスマホを子供にあげたり、他の親族に通信量は相手持ちで譲ったりしている。