10月は、残酷なまでの売りが株と債券の双方を襲った。強気相場の持続性と投資家の決意が試されている。  S&Pダウ・ジョーンズ・インディシーズによると、10月に世界の株式市場からは時価総額5兆ドル(約565兆円)が吹き飛び、米国、欧州、アジア株は月間で、いずれも数年ぶりの大幅な下げとなっている。株安を巡る不安に拍車をかけたのが、異例にも同時進行で進んだ債券安だ。