日本人は“自然”が大好きだ。だからこそ、子どもを持つ手段も自然にこだわる。しかし、晩婚化が著しい昨今、そのこだわりが妊活の最大の妨げになりかねない。

 「自分がもっと早く検査していれば」。お互い30代半ばで結婚したというアラフォー男性は、結婚後2年間子どもができず、その間妻だけが医療機関に通っていた。その後、男性側の精子が少なく自然妊娠が厳しいことが分かり、それからの治療にさらに数年を要した。