街角の「消火栓」は誰が使ってもOK、ではその使い方は?建物所有者が設置する屋内消火栓。火元にいる人が誰でも利用できる(写真出典:Photo AC)

火災は事前の防火体制ももちろん大事ですが、万が一発生した場合、速やかな対応と事前の訓練、装備・設備の活用などで制圧できる2次災害です。以前、いかに消火器では実際の火災が消せないかを解説しました。ではどうしたら初期消火を成功させることができるのでしょうか。リスク対策.comの人気コラム熊谷仁氏の『防災オヤジーズくま隊長の「知らないとキケンな知識」』より紹介します。リスク対策.comの人気コラム熊谷仁氏の『防災オヤジーズくま隊長の「知らないとキケンな知識」』より紹介します。

発災時に誰でも使える「消火栓」

 以前、いかに消火器では実際の火災が消せないかを解説しました。ではどうしたら初期消火を成功させることができるのでしょうか。

 皆さんが住んでるマンション、通勤途中の駅、勤務先のビル、買い物に行くスーパー高速道路のトンネル内など注意を向けるといたるところに消火栓があります。大きな倉庫や工場などの敷地内、道路を見ると黄色い四角で囲まれたマンホール蓋に「消火栓」と書かれています。