米議会は今週から審議を再開する。予算や移民政策、そして特別検察官によるロシア疑惑の捜査などについて2カ月にわたる議論を繰り広げる。6日の中間選挙の結果、1月から始まる新議会では民主党が下院過半数を獲得。そのため両党間ではそれまでに、さまざまな駆け引きが見られることになる。中でも最大の焦点は、暫定予算が期限を迎える12月7日までに与野党が合意に達し、一部政府機関の閉鎖を避けられるかどうかだ。ドナルド・トランプ米大統領はこれまで、メキシコとの国境沿いの壁建設予算に議員らが同意しなければ、一部政府機関の閉鎖もやむを得ないと脅し続けている。民主党は国境の壁建設に反対しているものの、下院を奪還する来年までにこの問題を解決させる考えも示している。
米議会再開へ、国境の壁やロシア疑惑の議論大詰め
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