ホワイトハウスへの入館許可を取り消されたのは不当だとしてCNNが米政権を相手取り起こした訴訟で14日、トランプ政権の弁護団がワシントンの連邦地裁に出廷し、大統領にはメディアによるアクセスを制限する広範な権限があると主張した。記者の報道内容やその趣旨を理由にホワイトハウスなどの敷地から排除することも可能だとしている。同地裁のティモシー・ケリー判事は、CNNのジム・アコスタ記者がホワイトハウスへの入館許可を取り消された件について、2時間にわたり双方の主張を聞いた。訴訟は報道の自由や政府によるメディアのアクセス制限が争点となるため、注目を集めている。政府側の弁護団はアコスタ氏の入館許可取り消しについて、報道の内容ではなく同氏の素行が原因だったと説明。その一方で、大統領に対して過度に批判的な記者に関しては、大統領自らが排除する権利を持っていると主張した。
米政権、メディア制限権限を主張 CNN記者出禁訴訟
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