投資家が今年の年末商戦は昨年よりも良くなると期待するのは当然だ。低水準の失業率、賃金増、高い消費者信頼感など、個人消費を後押しする材料がそろっている。暦も今年は味方した。感謝祭は通常よりも早く、クリスマスまでの商戦期間が長い。また、小売業界では経営破たんも相次ぎ、生き残り組は破たん企業の顧客の受け皿となることで伸びしろが期待できる。玩具販売のトイザラス、スポーツ用品販売のスポーツオーソリティ、家電販売のラジオシャック、老舗百貨店ボントンなど、多くの小売業から退場した。小売り大手シアーズと百貨店JCペニーも苦境だ。生き残り組には朗報だが、勝者と敗者で明暗が分かれるだろう。以下に、勝ち組有力候補の5社を挙げる。
米年末商戦、小売企業の勝ち組5社とは
有料会員限定
あなたにおすすめ