米ホワイトハウスは18日、歳出法案の期限切れによる一部政府機関の閉鎖を回避するため、ドナルド・トランプ大統領は議会と共に取り組んでいるとの見解を示した。トランプ大統領はこれまで、メキシコ国境沿いの壁建設費用を確保するためには、政府機関の閉鎖も辞さない構えを見せていたが、態度を軟化させていることを示唆した。ホワイトハウスのサラ・サンダース報道官はFoxニュースとのインタビューで、不法移民や薬物流入を阻止するため国境警備の強化を求める考えを示したが、「われわれは最終的には、政府機関の閉鎖は望んでいない」と述べた。サンダース氏はトランプ氏が求めている壁建設費用50億ドル(約5600億円)を確保するため「別の方法」を模索する可能性があるとしたが、詳細は示さなかった。同氏は「別の原資と合わせ50億ドルを確保できる限り、支援する用意がある」と指摘。国境警備の強化を目的に国土安全保障省に16億ドルを振り向ける上院の法案を念頭に置いた発言と見られている。
トランプ氏、態度軟化も 政府機関閉鎖回避優先か
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