ドナルド・トランプ米大統領は24日、連邦準備制度理事会(FRB)は「米国経済にとって唯一の問題だ」との見方を示した。FRBの政策をゴルファーに例え、「パットが打てない!」とこき下ろしている。トランプ氏はクリスマスイブのツイッター投稿で、再びFRBの政策を批判。FRBは「市場の感覚をつかんでいない」と不満をこぼした。FRBは先週、政策金利の25ベーシスポイント(bp)引き上げを決定したばかり。ツイッターではFRBの金融政策を表立って批判。FRBが「不可欠な貿易戦争やドル高、国境の壁を巡る民主党(による政府機関)閉鎖を理解していない」と述べた。トランプ氏が中国との貿易交渉を進める方針を発表して以降、株式市場ではここ数週間にボラティリティー(変動性)が高まっている。トランプ氏はこのところの株安について、公私双方でFRBの政策が原因だと指摘する一方、対中貿易摩擦の解消へ向けた自身の取り組みに伴う不透明感には言及していない。
トランプ氏、FRBは米経済の「唯一の問題」
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