米大リーグのニューヨーク・ヤンキースは、アマゾン・ドット・コムやテレビ局のシンクレア・ブロードキャスト・グループなどと協力し、21世紀フォックス傘下のスポーツ専門地方テレビ局の買収を目指す方向で協議している。事情に詳しい関係者が明らかにした。このテレビ局ヤンキース・エンターテインメント・アンド・スポーツ・ネットワーク(YES)は、ヤンキース戦のほか、バスケットボールのブルックリン・ネッツの試合を放映する。米娯楽・メディア大手ウォルト・ディズニーは当局から21世紀フォックスの資産買収の承認の条件として、YESなどの売却を求められている。ヤンキースはすでにYESの20%を保有しており、残りの80%を優先的に取得する権利を持つ。関係者によるとディズニーはYESの評価額を50億〜60億ドル(約5500億〜6600億円)としており、ヤンキースは複数の提携先候補と交渉している。