米下院金融サービス委員会は、数週間以内に米大手銀行の代表者らを招き公聴会を開く予定。下院で過半数を握る民主党は、銀行業界に対する議会の追及を再び強めようとしており、今回の公聴会でその火ぶたが切られることになる。事情に詳しい関係者によると、同委員会はウェルズ・ファーゴ、JPモルガン・チェース、バンク・オブ・アメリカ、ゴールドマン・サックスなどに近く公聴会への出席を要請するという。金融サービス委員会のマキシン・ウォーターズ新委員長(民主、カリフォルニア州)は、銀行業界の事業活動を調査すると約束し、先週の演説では大手銀行を対象とした公聴会を多く開催すると述べていた。複数の銀行関係者は、同委員会が公聴会開催を検討していることは承知しているが、正式には出席を要請されていないと述べた。ある銀行関係者は、公聴会では、ジョージ・W・ブッシュ元政権が銀行を救済した2008年の金融危機以降の10年間の金融業界について質問が集中する可能性があるとした。公聴会について銀行がウォーターズ議員のスタッフとまだ直接協議している最中だと話す関係者もいた。
米下院、大手銀行を追及へ 数週間以内に公聴会開催を検討
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