射撃用品会社を経営するダスティン・コールマン氏は過去3年間、全米ライフル協会(NRA)年次大会の出展ブースを確保してきた。しかし先月、コールマン氏はブースの予約を取り消し、出展料の1400ドル(約15万3000円)をNRAのライバル団体である銃器政策連合(FPC)に寄付した。550万人の会員を擁し、米国を代表する銃保持権の擁護団体であるNRAだが、同氏にとっては、もはや満足に銃保持を支持しているとは言えないからだ。コールマン氏はNRAの終身会員資格を持つが、「NRAは中間派に譲歩している。銃支持派としては手ぬるい」と話す。寄付先にFPCを選んだのは、トランプ政権が先月発表した銃連射装置「バンプストック」の禁止措置の実施を阻止するためFPCが法廷で戦っているからだ。
全米ライフル協会、銃推進派から突き上げ
政府の連射装置禁止で銃支持を強く訴える団体に関心が集まっている
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