2つのサイバー犯罪組織がハッカー攻撃を通じて、10億ドル(約1100億円)前後の仮想通貨を盗んでいたことが分かった。ハッカー攻撃で盗まれた仮想通貨の大半を占めている可能性が高いとみられている。仮想通貨取引の調査ソフトウエアを手掛けるチェインアリシスが報告書をまとめた。これらの組織は、まだ活動を続けている可能性が高いという。  チェインアリシスはハッカー攻撃で盗まれた資金を約3カ月にわたって追跡してきた。分析結果が誤っている可能性はあり、犯罪組織については特定できていないとしている。  これまで、仮想通貨取引所や投資家がハッカー攻撃の標的となってきた。