米国ではアジア系のスキンケア商品や手法の台頭で、見過ごされていた美容分野が再び活気づいている。スキンケア市場好転の最前線にいる企業は今、愛好者を維持しようと取り組んでいる。  金融業界出身の台湾系米国人(40)が化粧品会社タチャ(Tatcha)を立ち上げたのは約10年前。日本の芸者が肌トラブルの解決に用いていた数世紀前の美容法を紹介されたことがきっかけだった。タチャの洗顔オイルや保湿クリームは今や米国で最も人気のスキンケアブランドの1つとなっている。