スマートフォンを購入すると多くの場合、粗末なイヤホンがセットで付いてくる。しかし、調査会社ディフュージョン・グループのアナリストらによると、こうしたイヤホンの50%は開封されないままで終わる。一方、別の調査会社スタティスタによれば、ケンドリック・ラマーやクリス・ステープルトンの音楽を聴きたがるような米消費者の高級イヤホンへの支出額は2018年には40億ドル(約4400億円)近くに上った。ポータブル音響システムの最新ガジェットと言えば、サングラスだ。といっても、メガネにより重要な役割を持たせようとして不発に終わった「グーグルグラス」の教訓をここで思い出す必要はない。このサングラス型の音響システムを作っているのは、高品質オーディオ製品メーカーとして恐らく最も有名なボーズだ。「Frames(フレームズ)」と名付けられたこのスマートサングラスはツルの部分に小型スピーカーを内蔵し、音楽が耳に届くようになっている。「頭にかぶらなくても素晴らしい音響を届けられる方法を見つけたかった」とフレームズ担当ディレクターのメフル・トリベディ氏は話す。
ボーズ製サングラス型イヤホン、その実力は
ツルの部分にマイクを内蔵した最新のポータブル音響システム
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