ドナルド・トランプ米大統領は5日に行ったの中で、したが、その直前、自慢げにこう言った。「私が米国の大統領に選ばれていなかったら、私の考えでは、われわれは今頃、北朝鮮と大きな戦争をしていただろう」侮辱と脅しをもって北朝鮮との関係を始めた大統領の言葉としては奇妙に思えるかもしれない。正恩氏とトランプ氏は当初、お互いを「老いぼれ」「ちびのロケットマン」と中傷していた。だがトランプ氏独自の歴史観はさておき、同氏の政権は実際、北朝鮮との外交交渉に本気で乗り出した。同政権は全く新しいアプローチをとっており、それは遠い将来にわたり両国関係を形作ることになるだろう。米国のスティーブン・E・ビーガン北朝鮮担当特別代表が先週、スタンフォード大学で行った講演の中で、この新方針が明確に打ち出された。ビーガン氏は「最終的かつ完全に検証された北朝鮮の非核化」という政権の目標を断固として繰り返した。もちろん、口で言うほど簡単なことではない。だが同政権は一定の基準を設けた上で、もしそれに届くだけの努力をしなければ、厳しい批判を受ける状況に身を置いた。
【寄稿】トランプ氏、北朝鮮との外交交渉は本気
ビーガン北朝鮮担当特別代表は政権が核兵器の廃棄を優先すると明言した
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