米アマゾンのジェフ・ベゾス最高経営責任者(CEO)とタブロイド紙ナショナル・エンクワイアラーの親会社アメリカン・メディア(AMI)との対立が表面化したことで、AMIとサウジアラビアとの関係を巡り疑念が浮上している。AMIはこれまで、買収資金を確保するためサウジ投資家からの金融支援を求め、サウジと度々接触していたほか、ムハンマド・ビン・サルマン皇太子を特集する雑誌を発行している。昨年には、外国政府の代理人として登録すべきかどうか、米司法省に問い合わせしていたことも分かった。関係筋がウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)に明らかにした。ベゾス氏は先週、写真やテキストメッセージなどとともに、AMIが先月報じた同氏の不倫疑惑を巡り、脅迫を受けていたとブログで公表。ベゾス氏はテキストメッセージの入手先やその動機などを巡り独自調査を開始していたと明らかにし、「サウジに関する切り口が特に痛いところを突いていたようだ」と述べていた。
ベゾス氏と対立の出版社、サウジとの関係巡り疑念
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