今年のスポーツの参加・観戦が楽しめるランキングの注目は、昨年の12位から6位に浮上した広島市。広島東洋カープ、サンフレッチェ広島を持つ中国地方随一のスポーツ都市だ。目下、広島市民の期待はズバリ、“プロ野球とJリーグのW優勝なるか”。
まずは球団史上初、巨人に次いで2球団目となるセリーグ3連覇を果たしたカープ。本誌の発売日にはカープとジャイアンツのクライマックスシリーズの決着がついている可能性があるが、カープが勝ち上がり、悲願の日本一の栄冠を勝ち取ることができるか注目だ。
続いて昨年18チーム中15位とJ2降格も危ぶまれたサンフレッチェは、今季前半は1位を独走。シーズン終盤にきて負けが続き2位に転落してしまったものの、まだ優勝の可能性は残されている。
「スポーツのイメージアップ効果は市全体の魅力度アップにもつながりやすい」と田中氏は言う。実際、広島市の魅力度は、昨年の34位から今年23位へ上昇している。今年、広島の街がレッドとパープルに染まるといったことがあれば、来年は魅力度で1桁へのランクインもあるかもしれない。
さて、広島以外のランキングを見てみよう。1位はモータースポーツの聖地、三重県鈴鹿市。