ドナルド・トランプ米大統領は22日、米中貿易協議の決着に向け3月に中国の習近平国家主席との首脳会談を実施する可能性を検討していると述べた。トランプ氏は大統領執務室で記者団に対し、貿易協議の期限について「延長が見通せる」と語った。米中両政府はまた、ワシントンで開いている閣僚級協議を2日間延長することで合意した。トランプ氏は協議の決着に楽観的な見方を示し、3月1日に設定していた交渉期限を延長する用意があるとしている。3月2日には2000億ドル相当の中国製品に対する10%の関税が25%に引き上げられる予定だったが、交渉期限が延長されれば引き上げは回避される。さらに米中は現行の交渉で為替相場や為替操作を巡る問題で合意したとし、フロリダ州パームビーチにある自身の別荘マールアラーゴで「おそらく」習氏と会談するだろうと発言。「合意がまとまる可能性が高そうだ」と述べた。
トランプ氏「来月首脳会談」で決着目指す 米中貿易問題
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