――筆者のジョナサン・コラッチ氏は中国や日本に関する著述が多く、著書に「China Mosaic」「At the Corner of Fact & Fancy」などがある。 ***  中国の習近平国家主席は2012年にトップの座につくと、直ちに臨戦態勢に入った。中国共産党を手なずけ、そして国民をとりこにする必要があった同氏は薄熙来や周永康といった腐敗した党の有力者を失脚させることで最初の目的を達成し、拍手喝采を浴びた。