フィラデルフィアはキャッシュレス店舗を禁止する全米初の主要都市となる。小売業界に革新をもたらしたキャッシュレス決済だが、全市民の「買う」権利保護を唱える動きも出ており、フィラデルフィアの新法は議論に一石を投じそうだ。フィラデルフィアで7月から施行される新法では、大半の小売店舗が現金での支払いを受け付けるよう義務づけられる。ニューヨーク市議会のある議員も、同様の法整備を目指している。ニュージャージー州議会は最近、州全体でキャッシュレス店舗を禁止する法案を可決した。同州のフィル・マーフィー知事(民主党)の報道官は、州知事が法案に署名するかどうかについてはコメントを控えた。マサチューセッツ州は現時点でこの問題で最も先行しており、小売店舗に現金払いを受け付けるよう義務づけている唯一の州だ。
キャッシュレス店は認めず、米都市で初の条例 低所得者に配慮
アマゾンはキャッシュレス型店舗の出店に支障が出ると懸念
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