米バージニア州連邦地裁のT・S・エリス判事は7日、2016年大統領選でトランプ陣営の選挙対策本部長を務めたポール・マナフォート被告に禁錮3年11月の判決を言い渡した。被告は昨年、脱税と銀行詐欺の罪で有罪評決を受けていた。検察側にとっては予想を大きく下回る量刑となった。同選挙へのロシア介入疑惑を捜査しているロバート・モラー特別検察官のチームが支持する量刑ガイドラインによると、マナフォート被告は禁錮19年〜24年程度が妥当とされていた。だが被告側の弁護団は、同様の事案では執行猶予ないし1年未満の禁錮刑が言い渡されていると主張していた。マナフォート氏は昨年8月、2010年代初めにウクライナの親ロシア政治家から顧問料として受け取った1600万ドル超の収入を申告しなかった罪や、15年に銀行2行から融資を受けるため虚偽の申告を行った罪で、有罪評決が言い渡されていた。
トランプ選対元幹部、マナフォート被告に禁錮3年11月
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