自閉スペクトラム症のモデルマウスにアルコールを投与すると、仲間の痛みに対して強く共感するような行動を見せ、その脳内では、仲間の痛みを観察したときに、まるで自分自身が痛みを受けているかのような神経活動が生じると分かったのである。
ノルウェーのオスロ大学の研究では、アルコールで笑顔がより伝染することも分かった。
社会的コミュニケーションに果たすアルコールの役割は、今後、さらに研究の蓄積が期待される。
世の酒好きはほぼ飲み過ぎといっていい。健康を維持したければ量を減らす必要がある。それには「無駄なお酒を飲まない」(瀧村氏)ようにすること。振り返って「飲まなければよかった」というお酒には×印をつける。
楽しく大切な、◎印のお酒と長く付き合うための実践的アドバイスである。