ニュージーランド南部クライストチャーチのモスク(イスラム礼拝所)で15日発生した銃撃事件では、現場の様子がフェイスブックで生中継され、動画はユーチューブやツイッターにも投稿された。ソーシャルメディア大手がコンテンツ監視に多額を投じているにもかかわらず、各社のプラットフォームがテロ拡散に悪用される可能性を示す痛ましい実例となった。NZ警察は映像について「このうえなく悲惨」だとし、拡散させないよう呼び掛けている。この事件で2つのモスクが襲撃され、少なくとも49人が死亡した。17分間にわたる動画は、犯人が礼拝者に向けて発砲しながらモスク内を歩き回り、多くの犠牲者が床に崩れる様子を映し出している。動画は襲撃後の数時間、ユーチューブに表示されていた。
NZモスク銃撃の生中継動画、コンテンツ監視の弱点露呈
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