新たな研究によると、仮想通貨「ビットコイン」について報告された取引の95%近くは、無認可取引所が捏造(ねつぞう)したものだ。揺籃期にあるビットコイン市場に新たな疑問が浮上した。不正な出来高が長年、仮想通貨取引を悩ませてきたが、市場操作の程度は見極めにくい。サンフランシスコを本拠とするビットワイズ・アセット・マネジメントが今月4日間にわたり81の取引所のトレーディング活動を分析したところ、実際のビットコイン市場は今まで考えられてきたよりはるかに小さいようだ。ビットワイズはビットコイン上場投資信託(ETF)設定の申請書と共に、この調査報告書を米証券取引委員会(SEC)に提出した。21日に公表した調査は、ビットコインETFが投資家を不正や市場操作にさらすという長年のSECの懸念を和らげようとするものだ。