米国の高校生活を描いた1982年の青春映画「初体験/リッジモント・ハイ」では、主人公の高校生ジェフ・スピコリが無断欠席はランチタイムの行列のせいだと言い訳をしていた。今の時代なら、ジェフは宅配サービスの配達員とおしゃべりに興じて授業に遅れていたことだろう。  料理宅配アプリを手掛ける各社は大学キャンパスへの配達を優先している。若い顧客を取り込めば、将来的に固定客になってくれるとの期待からだ。今では高校生でさえランチの行列に並ばずに済み、カフェテリアに行く必要すらないようだ。