ジェームズ・マードック氏(46)は、自分が最高経営責任者(CEO)を務めていた21世紀フォックス(現FOXコープ)の主要資産をウォルト・ディズニーに713億ドル(約8兆円)で売却したことで、個人的に22億ドルを手に入れる見通しだ。関係筋が明らかにした。今後は調達資金の大半を使って独自に投資を手掛ける考えで、その第一弾として、コミック出版社の株式を500万ドル相当取得する方針だという。関係筋によると、マードック氏は最終的な規模は決定していないが、自身が設立した持ち株会社ルーパ・システムズを通じて最大10億ドルを投じる可能性がある。ルーパは、ハイテク・メディア企業の買収や少数株取得などの投資を手掛ける主力組織となる見通しだ。
ジェームズ・マードック氏が投資会社、まずはコミックに照準
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