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新連載「人事コンフィデンシャル」は、そのタイトル通り、ビジネスパーソン最大の関心事である「人事」を深掘りする連載。産業界に独自の取材ルートを持つダイヤモンド編集部記者ならではの視点で、主要企業の人事ネタまとめていく。連載第1回は、無類の人事好きが多い、銀行業界を取り上げる。

銀行員が人事好きになる
3つの理由

 2018年末、銀行業界に「人事の季節」の到来を告げる発表が2つ続いた。

 12月14日、三井住友フィナンシャルグループ(FG)が19年4月1日付で太田純・FG副社長を社長に昇格させ、國部毅・FG社長が会長に就任すると発表。さらに同月26日には、三菱UFJFGが三毛兼承・FG副会長兼三菱UFJ銀行頭取をFG社長に昇格(銀行頭取は続投)させ、平野信行FG社長が会長に就任すると発表した。

 銀行員は人事が大好きだ。

「同期の中でだれが出世するのか」「頭取以下、新体制の幹部人事はどうなるのか――」

 この時期の銀行員たちは “頭の体操”で忙しい。と同時に、期待、羨望、嫉妬、落胆、挫折といった感情が押し寄せ、常に心をざわつかせる。

 なぜ、銀行員は人事にこだわるのか。それには、昨今は払拭しようとしてはいるものの、業界内に根強く残る3つ特徴がある。