ビジネスマン
令和の時代に生き延びる企業になるためには?(写真はイメージです) Photo:PIXTA

平成30年間で財政赤字拡大
高齢化率はなんと約30%に

 5月1日、元号が「令和」に変わりました。落ち着いた良い元号だと思います。そして元号が変わったことで、私たちの気分も新たなものになりました。

 およそ30年続いた「平成」は、私たちにとって平和な良い時代でしたが、経済面では恵まれない時代でした。バブル崩壊から立ち直ることができず「失われた10年」が過ぎ、「失われた20年」となり、ついに「失われた」という言葉さえ忘れられてしまうほどの長い低迷が続きました。

 それでもなんとかやってこられたのは、米国と中国の好景気に支えられ、それでも足らずに日銀が2013年4月の「異次元緩和」と称する金融緩和政策の実施――つまり強力なカンフル剤を打ち続けてきたからです。日銀は2%の物価上昇率を2年程度で達成することを目標に据え、国債などを大量購入し、マネタリーベース(現金通貨と日銀当座預金の合計)を2年で2倍に増やすと宣言しました。

 具体的には2013年当時135兆円だったマネタリーベースを2倍にするというもので、民間銀行が保有する長期国債を購入し、その代金を民間銀行の日銀当座預金に振り込むことで実現します。135兆円の2倍は270兆円ですが、2倍になっても物価目標は達成できず、その後もカンフル剤を打ち続けた結果、現在のマネタリーベースは500兆円を超えています。それでも十分でないので、マイナス金利政策まで行っています。

 財政赤字も拡大しました。対名目GDP比では200%を超えて先進国ではワースト。2018年時点で28.1%だった高齢化率(総人口に占める65歳以上人口の割合)は、令和の時代に30%を超えて40%に近づきます。