米飲料大手コカ・コーラは、旗艦ブランドのコーヒー系飲料やエナジードリンクの種類を増やして国外への拡販を進める考えだ。昨年アジアで発売を開始した「コカ・コーラ・プラス・コーヒー」を、年内に25の市場にも投入する。ジェームズ・クインシー最高経営責任者(CEO)がアナリスト向け説明会で明らかにした。欧州では、提携先のモンスター・ビバレッジの反対を押し切り、「コカ・コーラ・エナジー」を発売する。クインシー氏は、炭酸飲料から水やコーヒー、ジュース、その他の飲料まで商品の幅を広げている一方、「コカ・コーラ」ブランドの商品拡充にも取り組んでいると述べた。ダイエット・コークの改良版「コカ・コーラ・ゼロ・シュガー」は、1-3月期(第1四半期)に2桁の伸びを達成したという。2月に米国で販売を開始した「オレンジ・バニラ・コーク」はここ10年で初の新フレーバーで、「コカ・コーラ」ブランドの売上高の6%増に寄与した。
コカ・コーラ、コーヒー風味やエナジードリンク拡充
有料会員限定
あなたにおすすめ