米連邦捜査局(FBI)のクリストファー・レイ長官は7日、ウィリアム・バー司法長官の「スパイ行為」という言葉には賛同しない姿勢を明らかにした。2016年の米大統領選中にドナルド・トランプ氏の周辺に対してFBIが行った監視について、バー長官は「スパイ行為」だと発言していた。ジーン・シャヒーン上院議員(民主、ニューハンプシャー州)はFBIの予算に関する上院公聴会で、バー長官の「スパイ行為」という言葉の使い方に賛同するかレイ氏に尋ねた。レイ長官は「私だったらその言葉は使わないだろう」と述べた。さらに「人々が会話で使う言葉はさまざまだ。FBIは捜査活動に従事しており、捜査活動にはさまざまな形態や規模の監視が含まれると確信している」とした上で、「私にとって重要なのは、それが確実に捜査当局の規定に沿って行われるようにすることだ」と語った。