ラリー・クドロー米国家経済会議(NEC)委員長は12日、中国政府がスティーブン・ムニューシン米財務長官とロバート・ライトハイザー米通商代表部(USTR)代表に貿易交渉を続けるため北京来訪を呼び掛けたことを明らかにした。クドロー氏はTV番組「FOXニュース・サンデー」でのインタビューで、米高官らは訪中計画を固めていないと発言。一方、6月末に日本で開催されるG20首脳会議(サミット)にあわせて、ドナルド・トランプ米大統領と習近平国家主席が直接会談する可能性が高いと述べた。米中両政府は5カ月以上にわたり貿易問題を協議しているが、10日までワシントンで行われた直近の交渉でも合意に至らなかった。米国はこれを受け、2000億ドル相当の中国製品に対する関税を10%から25%に引き上げた。トランプ氏は中国からの残るすべての輸入品3000億ドル相当以上についても関税措置を準備するよう指示を出している。
米中首脳、日本でのG20で会談か=クドローNEC委員長
中国は米財務省官らに北京来訪呼びかけ
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