今の中学生は、ユーチューブのアルゴリズムやアマゾンの音声アシスタント「アレクサ」とやり取りしながら育つ「人工知能(AI)ネーティブ」第1世代かもしれない。  子供たちが責任を持ってこうした技術を利用できるようにするには、どう教えればいいか。教育関係者はその点に苦慮している。  米マサチューセッツ工科大学(MIT)メディアラボのリサーチアシスタントを務めるブレークリー・H・ペイン氏には1つのアイデアがある。AIの倫理について研究する同氏は、アルゴリズムのバイアス(偏向)やディープラーニング(深層学習)について子供たちに教えるカリキュラムを開発。