先日、2歳の息子に郵便で本が届いた。表紙の裏には、かつて革命を起こしたテクノロジーが付いていた。当然ながら息子はその光る物体が何か分からない。犬用フリスビー? ママがコーヒーカップの下に敷く物?「これはDVDよ」。その裏側をひっかいている息子に説明した。だが、すぐにどうでもいいと思った。いずれにしろ、DVDを再生する機械は家にはないのだから。1週間後、息子は祖父母の家で長方形のブロックを見つけ、それを積み上げて遊んでいた。VHSテープだった。技術の進歩は、かつての画期的なイノベーション(技術革新)を奇妙な遺物へと変貌させる。幼い息子と接しながらそれを実感するたびに、「次は何か?」と考えずにはいられない。現在のテクノロジーのうち、息子がそれを使える年齢になるころ、つまり今から10年後には、どれが姿を消しているのだろうか?
10年後には墓場行き、消えゆく6つのガジェット
レコードプレーヤーやビデオデッキと同じ運命をたどるのは?
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