中東で最近起きたタンカー攻撃について米国はイランの関与を指摘したが、サウジアラビアとペルシャ湾岸の同盟諸国は、今のところイランとの対決を求めていない。戦争ですでに疲弊している同地域での新たな紛争を湾岸諸国が望んでいないことを示している。サウジとアラブ首長国連邦(UAE)は何年も前から、米国に対し、より強硬な対イラン政策を取るよう求めてきた。サウジとUAEはともに、中東の近隣国であるイランを拡張主義勢力であり存亡に関わる脅威とみなしてきた。