米議会指導部は21日、今後2年間の政府予算枠や債務上限引き上げについてホワイトハウスと協議を始めたが、民主党が求める非国防費の増額が障害となり、合意には達しなかった。民主・共和両党の指導部とホワイトハウス当局者は21日午前に2時間の協議を行い、午後も話し合いを継続。合意は間近との見通しが示されていたが、話し合いはまとまらなかった。民主党のチャック・シューマー上院院内総務(ニューヨーク州)は非国防費の増額規模を巡って意見対立が続いていることを示唆した。これまでの協議では、共和党が国防費の増額を求める一方、民主党は非国防費も同程度増額するよう求めてきた。シューマー氏は21日夜、「合意できるよう努力しているが、国内中間層のニーズを全て満たすための予算をどう確保するかが大きな問題の1つとなっている」と記者らに述べた。
米予算、議会指導部と政権の合意ならず 非国防費で対立
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