米紙「USAトゥデー」などを発行する新聞大手ガネットが同業ゲートハウス・メディアと合併交渉を行ったことが関係者の話で明らかになった。交渉が成立すれば、所有する新聞の数と発行部数で米業界最大手となる。関係者によると、ガネットはさらにトリビューン・パブリッシング、マクラッチーの同業2社とも接触したという。ニュー・メディア・インベストメント・グループ傘下のゲートハウスは所有する新聞の数では米業界首位で、日刊紙は156、週刊紙では464を数える。一方のガネットは109の日刊紙を所有し、発行部数でトップに立っている。両社がどのような統合形態を取るかは明らかではなく、交渉が成立する保証はないという。ガネットや交渉先の各新聞社はここ10年、広告と読者数の急減で苦境に立っており、ゲートハウスとガネットは今年に入り大規模な人員削減策を打ち出している。
「USAトゥデー」のガネット、ゲートハウスと合併交渉=関係者
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