電気自動車(EV)メーカーの米テスラは31日、新設した上海工場で製造した「モデル3」の納車を6〜10カ月以内に開始すると発表した。価格は米国からの輸入版よりも大幅に安く設定した。テスラは中国戦略の詳細を明らかにし、現地製造の「モデル3」の価格を「スタンダードレンジプラス」で4万7400ドル(約520万円)からに設定した。中国の消費者は現在、米国から輸入する「モデル3」を購入しており、その価格は5万8900ドルとなっている。テスラは自社のソーシャルメディアで、現地製造の「モデル3」の受注を開始し、初の納車は年末から来年早期になると明らかにした。テスラが米国で納車台数を引き上げられるかどうかに関しては疑念が強く、同社の株価は過去半年で半分に低下している。このため、中国戦略を軌道に乗せることはテスラにとっては必須だとの見方が業界アナリストの間では多い。
テスラ、中国で現地製「モデル3」の受注開始 米輸入版より割安
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