ソフトバンク・グループによる第2の巨大ファンド設立計画は、世界最大級の資産運用会社の一部から冷たい反応を受けている。同社にとって非常に重要な取り組みは、多大なハードルに直面しているようだ。同社はハイテク新興企業に投資する第2ファンド向けに1000億ドルを調達するため、世界有数の投資家に予備的な接触をしてきた。だが事情に詳しい関係者によると、大手投資家の一部が予定している拠出は限定的であったり、もしくは皆無だ。そうした投資家には、カナダ年金計画投資委員会(CPPIB)とサウジアラビアのパブリック・インベストメント・ファンド(PIF)が含まれる。PIFはソフトバンクの最初のハイテクファンド「ビジョン・ファンド」に450億ドルを拠出し、同ファンド最大の投資家となっている。