ジョン・ボルトン米大統領補佐官(国家安全保障担当)は11日、デジタル経済のスパイ活動やその他の産業スパイに反撃するため、サイバー空間における攻撃作戦を拡大する方針を明らかにした。また、北朝鮮など論争が高まっている問題を巡りドナルド・トランプ大統領と対立しているとの観測を否定した。ボルトン氏によると、トランプ氏が昨年、規制を緩和したことを受けて米国が最近実施したサイバー空間における攻撃活動は、主に選挙介入を阻止することに注力していた。だが、現在はその他の攻撃にも反撃するため活動を拡大しているという。ボルトン氏はウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)主催のCFOネットワーク年次会合で、「現在は口径を広げ、われわれが行動準備を整えておく領域を拡大しつつある」と述べた。