働く女性は昨年、仕事により多くの時間を費やし、子供の世話や家事をする時間も増えた。一方で、リラックスする時間や社交の時間は減り、睡眠時間も短くなった。米労働省が19日に発表した年次調査のこうした結果から、さまざまな役割をこなしながら働く女性が直面している問題の一端がうかがえる。女性は職場での責任が増えているにもかかわらず、家族の世話や家事で中心的な役割を担ったままだ。女性労働者(被雇用者)の昨年の1日の労働時間は平均約7時間20分と、調査が始まった2003年以降で最長となった。男性は8時間弱で、男女間の差は調査開始以来で最も小さくなった。働く女性が掃除や料理といった家事に費やした時間は、男性より1日当たり約30分長かった。
伸びる女性の労働時間、睡眠時間が犠牲に
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