ドナルド・トランプ米大統領は、数週間以内にマーク・エスパー陸軍長官を次期国防長官に正式に指名する見通しだ。規則によると、エスパー氏は承認手続きに向けて一時的に現職を退く必要がある。複数の当局者が明らかにした。エスパー氏が上院の承認手続きを進める間、上院の承認が必要な国防総省の役職を引き継ぐことのできる次の順位を持つリチャード・スペンサー海軍長官が国防長官代行を務めることになるという。これは、ホワイトハウスがイランとの軍事衝突の可能性や他の国家安全保障上の課題を抱える中で、少なくとも向こう数週間は国防総省に最高責任者がいないことを意味する。トランプ政権発足後3年で国防総省トップは4人目となる。ジム・マティス氏が昨年国防長官を退任した後、パトリック・シャナハン氏が国防長官代行を務めたが、同氏は民間に戻るこをを決めた。エスパー氏はこれから一時的に国防長官代行を務め、スペンサー氏に引き継ぐことになる。