――WSJの人気コラム「ハード・オン・ザ・ストリート」  ***  米独立記念日(4日)の花火は、今年は数日早くトレーダーたちを楽しませそうだ。  ドナルド・トランプ大統領と中国の習近平国家主席は週末に貿易などについて首脳会談を行った。週明け1日にはその結果を好感し、株から商品まで複数の資産が上昇しそうだ。しかし、投資家が会談の長期的な影響を消化する今後数日ないし数週間、金融市場はそれほど熱狂しないかもしれない。  米中会談の結果による最も明白な勝ち組は、華為技術(ファーウェイ)問題に直接・間接的な影響を受けてきた米ハイテク企業だ。