米独立記念日の式典で展示される戦車の移動方法に米軍が頭を抱えている。首都ワシントン内を約3マイル(4.8キロ)移動するだけだが、2両の戦車はそれぞれ重量60トンで、道路や橋を損壊する可能性が懸念されている。4日のパレードは戦車の展示に加え、儀仗(ぎじょう)隊による行進や米海軍の「ブルーエンジェルズ」によるアクロバット飛行も予定されている。関係者によると、今回の式典の最大の難関は戦車の移動とみられ、2日時点で展示場所も決まっていない。戦車は民間のトレーラーで運ばれるが、トンネルや橋、電線などが低い箇所、また壊れやすい歴史的建造物を避ける必要がある。移動は時速8キロ程度の低速となり、1車線には収まらないとみられるが、国防総省は2日の時点で輸送ルートをまだ示していない。
米独立記念日に60トンの戦車、悩みは移動方法
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