• アウトパフォームにもかかわらず• アウトパフォームにもかかわらず株式投資家は少なくとも20年前から、低バリュエーションや低ボラティリティといったファクターが、より大きなリターンをもたらすことを承知している。規則的な投資戦略を駆使する上場投資信託(ETF)、いわゆる「スマートベータETF」が米国と欧州で急増しているが、新興国市場では、まだそのような状況は見られない。それ相応の理由があってのことだが、投資家はその機会を逃すべきではない。モーニングスターのデータによると、運用資産の大半を先進国に投資するスマートベータETFの数は、新興国に投資するタイプの10倍に達する。資産規模にはさらに大きな開きがあり、前者は6月末の時点で2兆5000億ドルを超えている一方、後者は350億ドルにとどまっている。