• アクティブ運用ETFのジレンマ• アクティブ運用ETFのジレンマ理想的なアクティブ運用の上場投資信託(ETF)を作ろうとする試みは、独特の難問に直面している。ETFの投資家は、ポートフォリオの銘柄とそれぞれの金額(ウエート)を正確に把握することができるという透明性を好んでいる。一方、アクティブ運用のファンドマネジャーの多くは、とっておきの運用アイデアを競合相手に盗まれないよう、ファンド内容を開示しないことを好む。このため、今年4月に米証券取引委員会(SEC)が資産運用会社プレシディアン・インベストメンツの透明性のないETFの仕組みを初めて承認した際は大きな騒ぎとなった。アメリカン・センチュリー、ブラックロック(BLK)、キャピタル・グループ、JPモルガン・チェース(JPM)、レッグ・メイソン(LM)などの大手運用会社は、将来のETFの立ち上げに向けて既にこの仕組みのライセンスを取得している。一方、フィデリティとティー・ロウ・プライス(TROW)は、不透明なアクティブETFについて独自のSEC申請を行っている。
【バロンズ】「半透明」のアクティブETF、その仕組みは
ファンドマネジャー、投資家、規制当局の要求を満たす「シールドアルファ」
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